魚沼の夏空に入道雲 — 暑さがコシヒカリを美味しくする理由

魚沼の夏 入道雲

今日は県内で激しい雨が降った所もあったみたいです。こちらは何とか外していってくれたみたいで、一日暑い晴れた日でした。

久しぶりに見た入道雲。空の高いところにもくもくと積み上がっていく様子は、夏だなあと実感させてくれます。

実は農家にとって、この入道雲は「稲が育つサイン」でもあります。

入道雲が発生するのは、地面が強く熱せられて上昇気流が生まれるとき。魚沼の夏は盆地特有の地形のおかげで気温が上がりやすく、この暑さが日中のコシヒカリの光合成をぐんと促進してくれます。

ただし暑ければいいというわけではありません。魚沼が日本一のお米の産地と言われる理由のひとつが、昼夜の寒暖差です。昼間にたっぷり光合成で蓄えたでんぷんが、夜の冷え込みによってお米の粒にしっかりと閉じ込められる。この繰り返しが、コシヒカリ特有の甘みと粘りを作り出しています。

雨が降るところと降らないところ、晴れる日と曇る日。お米作りは毎年同じようで、毎年違います。天気ひとつで田んぼの表情が変わるのを見ながら、今年の秋はどんなお米になるだろうと考えるのも、農家の夏の楽しみのひとつです。

今年の魚沼も、この夏の暑さをしっかり受けて育っています。