魚沼産コシヒカリの種まき(筋蒔き)2025年 — お米作りの最初の一歩
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田植え前の大事な仕事「筋蒔き(すじまき)」とは
春、田植えを前に農家が最初に行う作業が「筋蒔き(すじまき)」です。苗を育てるための苗箱に種もみをまく工程で、お米作りの出発点となる大切な作業です。
今年も無事に筋蒔きを終えることができました。一箱一箱に心を込めて、魚沼産コシヒカリの季節が始まります。
筋蒔きの手順
① 苗箱に土を敷く
専用の苗箱に育苗用の土を均一に敷きます。この土の質と厚さが苗の育ちに影響するため、丁寧に作業します。
② コシヒカリの種もみをまく
土の上にコシヒカリの種もみをまんべんなく筋状にまいていきます。「筋蒔き」という名前はこの工程に由来しています。種の密度が均一でないと、のちの田植え機がうまく苗を植えられなくなるため、集中して行う工程です。
③ 土をかぶせて水を与える
種をまいたら薄く土をかぶせ、しっかりと水を与えます。この後、温度と湿度を管理しながら苗代(なわしろ)で大切に育てていきます。
筋蒔きから田植えまでの流れ
筋蒔きを終えた苗箱は約1ヶ月かけて育苗します。温度管理が重要で、発芽初期は25〜30℃程度に保ちながら、徐々に外気に慣らしていきます。丈夫な苗に育ったころが田植えのタイミングです。
魚沼地方では例年5月下旬〜6月上旬が田植えの時期です。この小さな苗箱から、秋には豊かな稲穂が実ります。
農家にとって特別な春の始まり
筋蒔きの日は、農家にとって春の訪れを感じる特別な一日です。冬の間に準備してきたことが、ようやく形になる瞬間でもあります。
魚沼の田んぼに苗が並ぶ日を目指して、今年も丁寧にお米作りを続けていきます。秋の新米をどうぞお楽しみに。